陣痛が始まったので、私は旦那に電話しました。「早退してすぐに向かって欲しい」と伝えると、旦那は即座に返事をしてくれました。
心強いなと思いながら、私は陣痛に耐えることにしました。
しかし、3時間が経っても旦那は現れませんでした。
不安になり始めた私は、何が起きたのか心配でたまりませんでした。
思わず電話をかけようとした矢先、病院のドアが開きました。
そこにいたのは、旦那ではありませんでした。
なんと、看護師の方が旦那を連れてきてくれたのです。
どうやら、旦那が病院の階段で転んで骨を折り、入院することになったようなのです。
驚きと心配が入り混じった私は、旦那を見て少し安心しました。
彼は軽い骨折で済んだようで、痛みを我慢しながらでも私の元に駆け付けようとしていたのです。
心の底から感謝の気持ちでいっぱいになりました。
それから、私は急速に陣痛が進み始めました。
痛みに耐えながら、私はブチキレるような気持ちで息子を出産しました。
旦那も立ち会ってくれて、二人で息子を出迎える瞬間を迎えることができました。
しかし、家族が揃うのは再来月初めというのが少し寂しい気もしました。
私は息子と旦那が一緒に過ごす時間を楽しみにしていたのです。
でも、それまでに旦那は完全に回復し、子供との遊びを楽しむことができるだろうと思うと、心がほっとしました。
陣痛の苦しみや旦那の骨折は大変な出来事でしたが、それでも私たちの家族は幸せであり、これからも笑顔で過ごすことができるのだと思いました。
明るい未来が待っていることを知った私は、幸せな気持ちで息子と旦那を見つめるのでした。
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